スペイン中世建築の研究者、伊藤喜彦さんをお招きして、スペイン建築について、お話ししていただきます。

ヨーロッパの南西、地中海の西にあって、かつてはイスラーム世界の西端でもあったイベリア半島に位置するスペインは、古代ローマ劇場からバロック様式の教会堂まで、あるいは多柱式モスクから二十世紀の機能主義建築まで、さまざまな建築文化が受容され、独自の発達を遂げ、混ざり合う場所でした。また、二大都市マドリッドとバルセロナ、陽光に家々が白く輝くアンダルシアと苔生した石に長雨の似合うガリシアなど、地域によって違いが大きいことも特徴です。
本セミナーでは、「神と人」「権力」「暮らし」「周縁」「異端児」の5つのキーワードで、古代から現代、バルセロナからコルドバ、住宅から大聖堂までのスペイン建築を概観します。

ユニークな5つの視点でみるスペイン建築の魅力をたっぷりと味わってください。建築の知識がなくても楽しんでいただけるセミナーです。たくさんの方のお申し込みをお待ちしています。

■講師:伊藤 喜彦さん(東京都立大学准教授)
■日時:10月2日(土)19時~20時30分  
■定員:40名
■形態:Zoomミーティング

■参加費:会員は無料、非会員は1000円

(この機会に入会して会員になられた場合は、無料でご参加いただけます)

■お申し込み:Peatixからお申し込みを受け付けております。
https://arquitectura20211002.peatix.com

■伊藤喜彦さんプロフィール

東京都立大学准教授
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 博士課程修了
マドリッド・アウトノマ大学美術史学科DEA取得
東海大学准教授を経て2020年度より現職
専門は西洋建築史・都市史、とくにスペイン中世建築
著書に『スペイン初期中世建築史論』(中央公論美術出版)『リノベーション
からみる西洋建築史』(共著、彰国社)、『アンダルシアの都市と田園』(共著、
鹿島出版会)ほか