メソポタミアの粘土板から始まった、書物と読書の3000年以上にわたる人類の歴史。本と
いう存在を支え読み続けてきた人間の姿を踊るように物語り、世界で100万部の大ベス
トセラーとなったスペイン発のエッセイ『パピルスのなかの永遠』。
日本語版の出版を機に、書物愛にあふれる文筆家山本貴光さんと訳者の見田悠子さんに
語り合っていただきます。本がなければ生きていけない“パピルス族”の皆さま、ぜひご参加ください。
■日時 2023年10月21日(土)14:00-16:00(13:40から会場に、13:50からzoomに入れます)
■お申込み こちらの外部サイトからお申込みください。お申込みには、サイトへの登録が必要となります。
https://papyrus-eien.peatix.com
■チケット
・【会場参加】or【オンライン視聴】1500円 会場参加は20名様限定です
会場は、まちの教室 KLASS(文京区34 千駄木3-34-10 第一浅井ビル 2F https://hagiso.com/klass/)
千代田線千駄木駅から徒歩1分・JR山手線日暮里駅から徒歩10分
・【会場参加】or【オンライン視聴】+書籍『パピルスのなかの永遠』(税込5280円・送料無料) 6280円
書籍は10月25日ごろ発売予定ですが、書籍つきチケットをお申し込みの先着10名様に限り、イベントの開催前までにお届けします。それ以降の方は、イベント終了後のお届けになります。
・NPO法人イスパJP会員のみなさまは、メールでお知らせの割引コードを入力すると、それぞれ500円引きになります。
・これを機にNPO法人イスパJP会員になってくださる場合は、会員申込後、会員価格でお申し込みください。
会員になると、月2回、情報配信があり、各種イベントに会員価格で参加できます。
年度後半でのご入会のため、今年度の年会費は半額となります。
https://hispajp.org/memberinfo-2/
イレネ・バジェホ『パピルスのなかの永遠』(見田悠子訳 作品社)
2023年10月20日取次搬入予定
スペインでもっとも著名な作家のひとりである著者が贈る、書物の歴史のはじまりを綴った、壮大な一冊。
「今日の読者が来世にあるときもなお、この本は読み継がれゆくだろうという、絶対的な確信がある」マリオ・バルガス゠リョサ
「書物の発明は破壊に対する私たちの粘り強い戦いにおける、最大の偉業かもしれない」(本書より)
約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本(コデックス)に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。
本をつくり、受け継ぎ、守るために戦う。
★イレネ・バジェホ(Irene Vallejo)
1979年、スペインのアラゴン州サラゴサに生まれる。サラゴサ大学とフィレンツェ大学で古典文献学の博士号を取得。『エル・パイス』紙や『エラルド・デ・アラゴン』紙などでコラムを担当。小説、児童書、コラム集も出版されている。『パピルスのなかの永遠』El infinito en un junco(2019)は、世界100 万部の大ベストセラーとなっている。本屋大賞ノンフィクション部門(2020)、国内最高峰の文学賞であるスペインエッセイ賞(2020)ほか多数を受賞。
■登壇者プロフィール
山本貴光(やまもとたかみつ)
文筆家、ゲーム作家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。1971年生まれ。主な著書に『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)、『文体の科学』(新潮社)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)、『記憶のデザイン』(筑摩書房)、『世界を変えた書物』(小学館)のほか、共著も多数。
見田悠子(みたゆうこ)
ラテンアメリカ文学研究者、大学講師。専門はガルシア゠マルケス。論文・論考に、「黄金郷の孤独」(『れにくさ』現代文芸論研究室、2013)、「いくつもの世界のひしめく文学」(『ユリイカ』青土社、2014)、「『眠れる森の美女』以降のガルシア゠マルケス」(『〈転生〉する川端康成』文学通信、2022)ほか。訳書に、ジョシュ『バイクとユニコーン』(東宣出版)、サマンタ・シュウェブリン『七つのからっぽな家』(河出書房新社)ほかがある。
■協力 (株)作品社
■お問い合わせ trad@hispajp.org