リアルタイム配信と見逃し配信(1ヶ月)によるイベントです。
スペイン文学者で、スペイン王立アカデミー外国人会員の清水憲男先生をお迎えしてのオンライン講演会。清水憲男先生と言えば、セルバンテス? ドン・キホーテ? NHKスペイン語講座? いえいえ、今回はスペイン文学のお話ではありません。先生を魅了し、とりこにしてやまないピレネーについて、普段あまり見られない、たくさんの写真とともにお話いただきます。
NPO法人イスパJP第18回テルトゥリア『ピレネーに学ぶ』
講師:清水憲男(上智大学名誉教授 / 王立アカデミー外国人会員)
日時:2025年1月26日(日)19時半~21時 (日本時間)
開催方法:オンライン(Zoom配信) 言語:日本語
見逃し配信つき (1か月)
定員: 50名
主催: NPO法人イスパニカ文化経済交流協会(イスパJP)
お申し込み:次のPeatixサイトからお申し込みください →
https://hispajptertulia18.peatix.com
参加費:1000円・イスパJP会員は無料(12月26日 会員あてメールでお知らせした割引コードを入力して下さい)
【講師、清水憲男先生からのメッセージ】
米国に帰化した英国生まれの詩人W・H・オーデンは、スペインのことを「利口なヨーロッパに、へたくそにハンダづけされた断片」と呼びました。いわゆるスペイン内戦に加わった人物でもあり、決してスペインの素人ではなく、彼なりの洞察、詩人としての直感があったはずです。
今回の私の話は、オーデンのこの指摘を肯定もしくは否定しようというのではなく、話題にされることが稀なピレネー山脈が秘める主に寒村をご紹介することで、皆様がお持ちのスペインのイメージ像に少しくお邪魔をしてみようというものです。ピレネー山脈といっても、決して登山談義をするわけではないのでご心配は無用です。
観光案内書などで紹介されない、かといって奇をてらうでもない素晴らしいピレネー山脈に秘められた歴史文化の秘宝を、皆様とご一緒に辿ることができたらと思っています。
【講師プロフィール】上智大学大学院を経てマドリード大学に留学し、同大学文学博士。上智大学教授、早稲田大学教授、東京大学非常勤講師、サラマンカ大学客員教授などを経て上智大学名誉教授。国内以外にスペイン・中南米諸大学、英国オクスフォード大学、ベルギー・ルーヴァン大学、スイス・ローザンヌ大学、アルジェリア国立図書館ほかで講演。スペイン王立アカデミー外国人会員、カタルーニャ芸術評論家協会会員に選出される。
著書:『ドン・キホーテの世紀』(岩波書店)、『新・スペイン語落ち穂ひろい』(白水社)他。
訳書:O・パス『大いなる文法学者の猿』(新潮社)、P・マルティル『新世界とウマニスタ』、
F・デ・ゴマラ『拡がりゆく視圏』、F・リコ『ユマニスムの夢』(以上、岩波書店)ほか。
※これを機にNPO法人イスパJP会員になっていただける場合は、下記リンクからご入会申込後、お申込みください。
会員になると、年4回開催予定のテルトゥリアが無料となります。月2回情報配信があり、その他イベントに会員価格で参加できます。
https://hispajp.org/memberinfo-2/
【問い合わせ先】hispajp.evento@gmail.com