今年最後の荻内先生と楽しむスペイン映画の会です。鑑賞映画は「カルメン」(予定)。
荻内先生の解説を聞きながら、より深く映画を理解し、楽しむことができます。(ワイン・タパスつき)

  • 開催日時:11月18日(土)18時45分〜21時45分
  • 講 師:荻内勝之氏
  • 場 所:イスパニカ溜池山王教室
  • 参加費:2000円(会員)2500円(一般)(ワイン&タパスつき)
  • お申込み&お問合せ:
    イスパJP事務局 白井
    tel:03-5544-8337
    e-mail:nori@hispajp.org
  • 鑑賞映画:CARMEN カルメン(スペイン映画 2003年 )
  • 監督 : Vicente Aranda(1926年バルセローナ~2015年マドリード)
  • 原作 : Prosper Merimee の小説 「カルメン」1845年。
  • 脚本 : Joaquin Jorda、Vicente Aranda
◆おもな登場人物◆

自由奔放なジプシー女カルメン
実直な軍曹ホセ
二人と知り合い、二人の関係を語るメリメ

◆みどころ◆

オペラや舞台では、たいてい、カルメンとホセを一本の線でつないで描くが、
この映画は、ホセと作者、カルメンと作者、ホセとカルメンの関係を三角形につないで、
一本の線では出せない面積の広がりを展開する。
カルメンの時代は1830年ごろ。フランス人作家メリメが30歳で初めてスペインを旅した時の
体験が織り込まれている。時代考証がしっかり出来ている。カルメン役のPaz Vegaga
モデル出身で着せ替えが多いのも特徴。
小説「カルメン」発表は1845年。
ビゼーによるオペラ化は1875年。
前回の「Bell Epoque ベル・エポック」で言及されるカルロス戦争の勃発直前の社会。
ホセは小貴族の長男。
カルロス党軍の地元バスク・ナバーラから
セビリアに配属された槍騎兵。タバコ工場の護衛隊員。