リアルタイム配信と見逃し配信(1ヶ月)によるイベントです。

標高6千m級のアンデス山脈と年間降水量数十mmというアタカマ砂漠が交わるチリのアタカマ高地は、高い晴天率と澄んだ空気に恵まれ、天文学者の楽園となっています。
実際に、世界最大級の望遠鏡の半数以上がチリに置かれており、直径30m級の新たな望遠鏡の建設も進められています。なかでも日本が関わる「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)」は圧倒的な性能を誇る電波望遠鏡で、ほかの星の周りで惑星が作られる現場の撮影や、宇宙空間での有機分子の探査、ブラックホールの影の撮影など、大きな成果を生み出し続けています。2016年4月から2018年12月までチリ観測所長、現在はALMAの東アジア統合技術チームのチーム長を務めていらっしゃる阪本成一先生に、チリが天文学者の楽園である理由や、チリ国内にあるさまざまな望遠鏡、それらの代表的な成果についてお話しいただきます。

NPO法人イスパJP第17回テルトゥリア
『チリの天文台~宇宙の謎に挑むALMA望遠鏡』
講師:阪本成一(電波天文学者 / 国立天文台教授 )
日時:11月2日(土)19時~20時半 (日本時間)
開催方法:オンライン(Zoom配信) 言語:日本語
見逃し配信つき (1か月)
定員: 50名
主催: NPO法人イスパニカ文化経済交流協会(イスパJP)
お申し込み:次のPeatixサイトからお申し込みください → https://hispajptertulia17.peatix.com
参加費:1000円・イスパJP会員は無料
(Peatixの参加申込画面で、割引コードの欄に、10月10日付会員あてメールでお知らせした割引コードを入力して下さい)

※これを機にNPO法人イスパJP会員になっていただける場合は、下記リンクからご入会申込後、お申込みください。
会員になると、年4回開催予定のテルトゥリアが無料となります。月2回情報配信があり、その他イベントに会員価格で参加できます。
下半期のため、今年の年会費は半額となります。
→ https://hispajp.org/memberinfo-2/

≪講師プロフィール≫
阪本成一
電波天文学者 / 国立天文台 教授・台長特別補佐

1965年、東京都生まれ。
東京大学大学院天文学専攻博士課程修了。博士(理学)。専門分野は電波天文学。
1995年頃から大型電波干渉計(のちのアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計=ALMA)構想の検討に参加。
1997年、国立天文台助手、2002年、同助教授。チリ・アタカマ高地でのALMA建設候補地調査の日本側責任者として未踏地の調査を行ったほか、概算要求やプロジェクト承認のための広報・渉外活動にも中心メンバーとして加わった。
2007年、JAXA宇宙科学研究所教授。宇宙科学広報普及主幹として小惑星探査機「はやぶさ」など宇宙科学プロジェクトの広報普及を統括した。
2014年、国立天文台教授。2016年4月よりチリに赴任しつつ東京大学教授も兼任。2018年12月までチリ観測所長も務め、2023年5月にチリより帰任。日本から保守チームの指揮を執っている。

【問い合わせ先】hispajp.evento@gmail.com