2022年は諸事情により開催できなかった「荻内先生のスペイン映画の会」を、下記の通り開催しました。
• 日時:4月29日(土・祭)14:00〜17:00
• 作品:予告された殺人の記録(原題:Crónica de una Muerte Anunciada)
       監督: フランチェスコ・ロージ
       原作: ガブリエル・ガルシア・マルケス
公開:  1987年
• 講師:荻内勝之氏(東京経済大学名誉教授)
• 場所:「荻内西荻窪亭」
• 参加費:無料(お茶代として1,500円)
• 参加者:15名
映画の舞台はコロンビアですが、同時代のスペインの情勢などもからめた荻内先生の解説を交え、スペイン語+日本語字幕で鑑賞しました。上映後は、先生や理事長差し入れのお酒やおつまみでわきあいあいと楽しい交流の会になりました。
参加者のみなさんに回答いただいたアンケートでは、
• 大昔途中で挫折したMarquesの文学をフランチェスカ・ロージ゙の映像力でより普遍的な作品に仕立てあげられていた点が興味深かった。この映画会を契機に近くの図書館でラテンアメリカ文学短編集13編を読了した。
• 話は知っていても映画は見たことなかったので面白かった。
• 先生の実体験に基づいた裏話はとても楽しく頭に映像が浮かんで時を経てワインのように熟成され理解が深まる。
今後取り上げてほしい作品として…
• もし映画化されていたら「ブランカ農園」、アントニオガデスとオヨスの映画。
• ガルシア・マルケスの小説を基にした他の映画や、映画以外でも、スペインや中南米のTVドキュメンタリーの中に面白いものがあれば。
• 中南米とスペインを半々位でとりあげてほしい。
などのご意見を頂きました。今後の参考にさせていただきます。
映画の会担当:清水正敏、小原京子、江澤明子