ここ数年スペイン語圏発のスパニッシュ・ホラーが次々と翻訳され注目を集めています。そして今年はモダン・ホラーの巨匠スティーヴン・キングが作家デビューして50周年。
そこで今回は、ホラープリンセスと称されるマリアーナ・エンリケスの翻訳者宮崎真紀さんと、キング作品を多数翻訳してきた白石朗さんをお迎えし、スペイン語圏と英語圏それぞれのホラー小説の面白さや読みどころ、翻訳への思いや工夫を存分に語っていただきます。
現実と非現実、SF、超能力、サスペンス……海外ホラーへの最高の道案内をお見逃しなく!
 ※宮崎さんの「崎」は「たつざき」
 
<日時> 2024年10月14日(祝・月)14:00-16:00(11月14日までアーカイブ配信あり)
 
<お申し込み>外部サイトhttps://horror-yomu.peatix.comで、9月16日から受け付けます。イベント詳細もこちらからご覧ください。
※お申し込みには、peatixサイトへの登録が必要となります。
 
<チケット>
①【会場参加 or オンライン試聴】会場定員15名。
一般 1500円 イスパJP会員1000円
 
会場:まちの教室KLASS(文京区千駄木3-34-10 第一浅井ビル 2F)
千代田線千駄木駅から徒歩1分・JR山手線日暮里駅から徒歩10分
 
②【会場参加orオンライン試聴+書籍『救出の距離』税込3300円】 4300円
 
③【会場参加orオンライン試聴+書籍『異能機関』上下で税込5940円】 6940円
 
④【会場参加orオンライン試聴+書籍『救出の距離』+『異能機関』上下】 10240円
 
書籍は送料無料
 
『救出の距離』(サマンタ・シュウェブリン著、宮崎真紀訳、国書刊行会)2024年9月25日刊行予定
対話を通して記憶を探っていく、死にかけている女アマンダと少年ダビ。
彼女はなぜ死にかけているのか、すべてはアマンダの妄想なのか、そして愛する娘はどこに行ってしまったのか……。めくるめく愛の悪夢がいまここに。
 
★サマンタ・シュウェブリン
1978年アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレス大学映画学科卒業後、2002年に短篇集でデビューし、アルゼンチン芸術基金賞を受賞。『口の中の小鳥たち』で国際ブッカー賞にノミネートされ、2010年には「35歳以下のスペイン語圏作家ベスト22」に選ばれる。長篇『救出の距離』は映画化され、国際的に評価を受ける。近年、短篇集『七つのからっぽな家』の英訳版が全米図書賞翻訳部門を受賞するなど、国際的に注目されている作家。
 
『異能機関』(スティーヴン・キング著、白石朗訳、文藝春秋)
異能の少年少女を拉致する謎の機関。彼らは子供たちを利用して何を企図しているのか。冷酷なるくびきから逃れるため、少年は知恵をめぐらせる。
作家デビュー50年を前に恐怖の帝王が放つエンタメの極致!
 
★スティーヴン・キング
「ホラーの帝王」として現代アメリカを代表する作家。1974年のデビュー以来、『呪われた町』や『シャイニング』、1986年の『IT』など、多くの名作を発表。特に『IT』はモダン・ホラーの金字塔とされている。彼の作品は緻密なキャラクター描写と心理的恐怖で知られ、人間の本質や社会の暗部を浮き彫りにしている。近年では『11/22/63』や『ミスター・メルセデス』など、多彩な作品を発表し、新たな黄金時代を築いている。
 
■登壇者プロフィール
宮崎 真紀 (みやざきまき)
スペイン語文学・英米文学翻訳者。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。最近の訳書に、サマンタ・シュウェブリン『救出の距離』、マリアーナ・エンリケス『寝煙草の危険』(以上国書刊行会)、マネル・ロウレイロ『生贄の門』(新潮文庫)、エドガー・アラン・ポー、H・P・ラヴクラフト、シャーロット・P・ギルマンほか『怖い家』(エクスナレッジ)、フェリクス・J・パルマ『怪物のゲーム(上・下)』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、グウェン・アズヘッド、アイリーン・ホーン『そして、「悪魔」が語りだす 司法精神科医が出会った狂気と共感の物語』(海と月社)、トーマス・フィッシャー『命の選別はどうして起こるのか』(亜紀書房)など。
 
白石 朗 (しらいしろう)
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。英米小説翻訳者。ホラー関係の訳書は、S・キング『図書館警察』『悪霊の島』『ドクター・スリープ』『アウトサイダー』(以上文藝春秋)、J・ヒル『ホーンズ角』『NOS4A2―ノスフェラトゥ―』(以上小学館)、D・R・クーンツ『戦慄のシャドウファイア』(扶桑社)『心の昏き川』(文藝春秋)、R・マキャモン『スティンガー』(扶桑社)、F・ポール・ウィルスン『闇から生まれた女』『聖母の日』(同)、W・P・ブラッティ『ディミター』(創元推理文庫)など。
 
協力:(株)国書刊行会、(株)文藝春秋
 
お問い合わせ:trad@hispajp.org